こんにちは。Beer OWLEです。
COVID19が猛威を奮った1年でした。
ブログ開設のご挨拶からもちょうど1年と1ヶ月ほど経過したタイミングではありますが、
おかげさまで地元静岡のお客様、並びにブルワリーや近隣の同業の皆様に支えられ、営業を続けることができております。
改めて、御礼を申し上げます。
宅飲み需要が強まったことがクラフトビール業界に思わぬ変化をもたらしたような気がしてならない今日この頃。
1年前にブログ開設の理由で語った内容について今一度、挑戦していきます。
しかしながら、毎度そのようなビールスタイルや用語解説のみではどうも肩肘を張ったような姿勢になってしまう気もします。
今までOWLEのInstagramアカウントではら店頭と異なり簡素な振る舞いをしておりましたが、WCBのインスタライブに草場が頻繁に参加したり、OWLE店頭でお客様にも雰囲気をお伝えすることができたのかな、という実感も得ることができました。
できる限りクラフトビール初心者の方にも気軽に楽しんでいただけるようなコンテンツをご用意していきたいと思います。
今後に関しては更新の頻度を上げ、新鮮な情報をお伝えすることを心がけていきますので、
改めて、今後のコンテンツ展開にご期待いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
再開1回目は現在のおすすめビールをご紹介します。
【Parallel49 - Trash Panda】
すっかりParallel49の代表的なビールとなりました。
フルーティーなホップがガッツリ香るものの、軽くて飲みやすいNorthEastスタイルのHazyIPA。大量のドライホップによる洋ナシ、ピーチ、パッションフルーツ、メロンの香りが、オート麦に由来する滑らかな舌触りの濁りに溶け込んで華やかに香ります。
苦みはかなり控えめでアルコール度数も低く、風味豊かでありながらも飲みやすいビールです。暖かくなってくる時期にゴクゴクと本数を重ねるのにも適しています。
【Gueuzerie - Tilquin】
カリスマランビックブレンダー、ティルカンのフラッグシップビールです。
ウオート(麦汁)は4種、ジラルダン、リンデマン、ブーン、カンティヨンの4種類を使い、1年、2年、3年、寝かせたオールドランビックを使用、オーク樽で熟成されます。そののち最低でも6カ月間はセラーで瓶内熟成させたものをお楽しみいただけます。
フレッシュなレモンを思わせるタッチは若いオーク樽由来のもの(で?まろやか?濃いめ?)、ほのかでドライなグレープフルーツを思わせるような苦みを感じさせ、酸味とまろやかさを併せもった非常にバランスのとれた飲みやすいグーズです。
初めてグーズを飲む方にもおすすめです!
【Westbrook×Angry Chair - Zoose Joose】
WestbrookとAngry Chairのコラボによって生まれたこのビールは、フルーツサラダ・アンブロシアにインスパイアされたサワーエールです。
パイナップル、チェリー、みかん、トーステッドココナツ、そしてマシュマロ(!)が使われた甘酸っぱいサワーです。甘みの強いサワーは少し珍しいかもしれません。
それぞれのフルーツのテイストとバニラの香りが際立つデザートビールとしてお楽しみいただけます。
【West Coast Brewing - Triple Barrel】
WCBの作ったバーレイワイン…!?
クールなIPAブルワリーのイメージがあるWCBが生み出したこのビールは、バーレイワインとしてのハードルの高さをいい意味で感じさせません。
タブを開けたその瞬間から、ポーカーの絵から連想されるような駆け引きの世界に引き込まれていくでしょう。
実際に味わってみると、キャラメル、レーズンのようなフレーバー、熟したバナナのようなエステル香がきれいに乗ったバーレイワインのそれを感じさせてくれます。
発売されたばかりの今、フレッシュな状態で飲むのもよし、冷蔵庫でじっくり寝かせてから飲むのも楽しみなビールです。
【Kakegawa Farm Brewing】
掛川産のほうじ茶を使ったブラウンエール。
ほうじ茶の優しい甘み、麦の甘みとロースト感のバランスがとれた香り豊かで実に見事なベルジャンブラウンとなっています。
極めて珍しいほうじ茶のビールへの投入は大成功だと言えるでしょう。ほうじ茶の持つふくよかな味わいをしっかりと引き出した見事なバランスのビールです。
ちなみに掛川の樽熟成OudBruinが今OWLEでオンタップしております。超本格派のベルギーフランダーススタイルが日本で飲めるなんて、本当に素晴らしい。ぜひ飲んで欲しいです。